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2月19日赤十字事業説明バスに参加しました。

玖珠町がこの事業に参加するのは初めてで、北山田・玖珠・森・八幡各コミュニティから参加がありました。

日本赤十字社大分県支部 岡事務局長より、赤十字への正しい理解を求め、非常時に地域での協力体制を深めて欲しいと挨拶がありました。

また参加者代表として北山田自治会館 湯浅館長から、コミュニティとして全体で参加するのは初めての事、学んで今後に活かして行きましょう、と挨拶がありました。

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災害救援物資にはブルーシートや毛布などの他に、緊急セットや安眠セットがありました。
日田の豪雨災害の時には毛布1,500枚、緊急セット920セットが配布されたそうです。

 ▼緊急セットにはハブラシや包帯など、必要最低限な物。
  安眠セットは空気で膨らむ枕や靴下、耳栓やアイマスクなど集団生活のストレスを意識した物が入っています。
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続いて、「ハイゼックス」という炊き出し用の袋を使った非常炊き出し体験をしました。

ハイゼックスとは

昭和34年の伊勢湾台風をきっかけに全国の赤十字に広がり、各自治体で災害用に常備されている。少量の水(最悪釜の水は泥水でも良い)で炊飯できる。
手が直接※に触れない為、衛生的。
白米の場合72時間、酢を混ぜると168時間保存がきく。

利用方法は、洗った米と水を入れ、空気を抜いて口をゴムなどで縛る。
沸騰したお湯に入れ30分程煮た後、窯から出して5~10分蒸らす。

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今回は無洗米を使ったので、水はちょっと多めに入れました。袋から空気を出すのに、ちょっとコツが必要でした。
こちらの炊き出し器はガスでも薪でも利用できるそうです。

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ご飯が出来るまでの時間を利用して、倉庫の案内と赤十字の事業説明を受けました。
倉庫には緊急セットや災害用テント(エアー式・冷暖房完備のテント2種類)があり、テントの設営も年に数回程度訓練をしているそうです。

赤十字の事業内容は、皆さんも良くご存じかと思いますが、災害救護・病院・献血などがあります。
災害救護訓練を実施したり、救護用員の養成にも力を入れており、寄付などで集まった義援金を被災地に配分するなど災害時には直接的にも間接的にも対応しているとの事でした。
また、小・中・高の子どもたちを対象にリーダーシップトレーニングセンター等も開催しており青少年の育成にも尽力していると言う事です。

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昼食は午前中に作った「ハイゼックス」のご飯とカレーでした。
袋がパンパンになって戻ってきました。固く握ったおにぎりのような状態です。
袋から取り出し、少しほぐしてカレーと一緒に美味しく頂きました。

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午後からは救急法講習。まずは自分の安全を確保する事、など救助者として守るべき事や、直ちに手当が必要な場合について。
また、AEDについてや一時救命処置について学びました。

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人形を使って、AEDを用いた一次救命処置(心肺蘇生・AEDを用いた除細動)の体験をしました。
人形は8体あり、一人ずつ体験する事が出来ました。胸骨圧迫は思ったより体力が必要でした。

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 最後に意見交換も行われ、参加者からの質問・意見に答えて頂きました。
【質問の一部】
*毛布など他地域に渡した分のストックはどうなるのか?
 →渡した物の返還は求めない。本社から、もしくは競輪・競艇などの補助金からストックを常備する。
  上・下半期でストックを報告して補充している。
*緊急バッグにライター等火器が入っていないのは安全面からか?入っていた方が良いと思う。
 →消耗品は省いている。基本的に、各家庭で非常持出し袋を用意して頂く事が大切。
*AEDの年間の使用頻度は?
 →全国に30万台設置してい。年間3.7%の使用があるがAEDが必要な状態の人、100人中4人程度しか使用されてない計算になる。
  怖いから、などAEDに対する理解が少ない事も原因の一つ。

最後に、湯浅館長より救急講習の必要性と、「してもらう」のを待つのではなく「自助努力」を前提に災害に備えることの重要性について挨拶があり閉会しました。

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事業に参加して
心肺蘇生の流れを手順に従って行ってみましたが、訓練でも『どうしたら良いんだろう』と慌ててしまいました。
実際の場面に遭遇しても対処できるようになるには、1年に1回でも救急講習などに参加して慣れておく必要があると感じました。
また、赤十字の活動についても知っている様で知らない事はたくさんあり、正しく理解する事が大切だと思いました。


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