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 八幡自治組織運営協議会は8月21日に視察研修を行いました。
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 研修先は中津市山国町の「みんなのお店やまくに」と宇佐市安心院町の「深見地区まちづくり協議会」の2箇所です。

 「みんなのお店やまくに」は、高齢化、過疎化で人口減少が進む旧下毛郡山国町管内でそれまであった町内に唯一のスーパーマーケットが閉店。
生鮮食料品を販売する店舗が無くなり買い物が一層不便になったことから、地域内に生鮮食料品を販売する店舗を望む声が多数あったことを受けてできた行政支援の店舗です。

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 ▲「みんなのお店やまくに」の外観と店内(レジ付近)

 

 先ず、山国地域内の全戸に買い物の現状について聞き取り調査を実施。

現状は不便ではあるが地区外で自動車を使い食料品70%、日用品83%を地区外に買い物に出かけている。
今後は歳を重ねれば自家用車に乗れなくなり移動手段に困ることが予測されることなどから、日常的な買い物が地区内でできるよう望む声がが大多数を占める結果がでました。

 そこで、中津市が既存の市役所の山国支所に付属する施設を、店舗に改装、平成27年6月同店をオープン。
店舗の運営は同支所敷地内にある一般財団法人「コアやまくに」が中津市の委託で営業。
山国地域内を中心に53業者が商品を出店、販売。魚、肉等の生鮮食料品、日用品のほか、地域内の農家の作った野菜も販売しています。

 同店がある守実地区は英彦山へ抜ける槻木地区ほか、町内各地の丁度中心地で、過去には耶馬渓鉄道の終点として栄えた守実商店街のある箇所で、中津市山国支所のほか、近くには病院、介護施設、JA支所、郵便局、中学校などがありそれらが集中していて、店舗は国道から100メートルほど入ったところではあるが立地的にも申し分ない。

 開店翌年には売り場面積を倍増するなど、地域内の人達から好評を得て売り上げも順調に伸びている状況です。

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 ▲店内には生鮮食料品も販売されている ▲「コアやまくに」で「みんなのお店やまくに」の開設に至った経緯などについて話を聴く

 午後にはもう一つの研修先である「深見地区まちづくり協議会」を研修。

 同地区は由布岳を遠くに臨める平坦な地で、人口1,505人(八幡1,937人)、世帯数664人(同716)、過疎化率48.2%(同42.4%)と八幡地区と比べてほぼ人口、世帯数は同じくらいだが、高齢化がやや進んでいると思われる地です。

 行政(宇佐市)の支援で同協議会を平成21年11月に設立。宇佐市には16の同様の協議会があり同協議会もその一つです。
事務所は統合により空いた旧深見中学校を活用し地域づくりをしています。

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 ▲設立経緯など説明してくれた深見地区まちづくり協議会の清永事務局長

 

 八幡自治組織運営協議会と同様に、「地域づくり部会」、「教育文化部会」、「健康福祉部会」、「生活環境部会」の4つの専門部会を構成し運営しています。

 大分大学との交流がある点も八幡と似ています。
同地区は大学との連携はほかに別府大学、日本文理大学とも交流しています。

 同協議会の特徴としては、「しめ縄作り」、「広域農道維持管理委託」、「林道整備事業委託」等で運営に自己資金確保をしていることが挙げられます。
草刈り等での収益の一部を運営に補完しています。

 また、全校で26名となった深見小学校の運動会を「ふれあい運動会」と称して地域の人が一緒になり運動会をしていることと、同小学校の教育文化祭と秋祭りを同日開催して効果を挙げているようです。

 「ワンコインバイキング」と銘打って、500円でのバイキングを地域の人が楽しめるような活動や、酒持ち込みの居酒屋も今年から始めたとのことで、地域住民の交流活動に取り組んでいます。

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 ▲宇佐市地域交流ステーションでの研修風景と研修終了後のお礼のあいさつをする八幡自治組織運営協議会の横山会長

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 ▲研修でいただいた地域おこし協力隊隊員の試作のクッキーはおいしかった

 2つの研修では、一つの型は地域住民の強い願いが行政を動かしたこと、もう一つは地域住民参加型の住民自らが住みよいまちづくりを考え行動することによって功を奏していると推察される研修となりました。