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 「八幡の歴史を学ぶ現地学習会」(教育文化部会・地域づくり部会主催)」は今年度、10月22日の古後地区大御神社で奉納された「大浦楽(だいうらがく)」を現地学習しました。
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 この現地学習会は、八幡に住みながら八幡地区の文化財や歴史を知らないことが多いことから知識を深めようと、一昨年から取り組んでいるもので、机上での学習会と現地学習の2本立てで成り立っています。

 当日は、台風21号の接近で学習会の参加者は少なかったけれど、大浦楽の方は雨の中、「道楽(みちがく)」や「下庭楽(したにはがく)」は省略したものの、神社拝殿を中心に「上庭楽」が奉納されました。

 大浦楽の奉納される大御神社は元禄12年(1699年)に造営されたとされています。その2年後には大浦楽が奉納されていたようです。

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 大浦楽は河童(河伯水神)封じの楽ですが、日田玖珠地方にみられる「杖楽(つえがく、じょうがく)」に加え、他所では見られない「奴(やっこ)」が加わるなど独特で、県内の河童封じの中心的位置を占める楽として、平成24年に、県指定重要無形文化財に指定を受けています。

 大浦楽は、30名程度の奴、巻物担ぎ、6から8名の杖つき、唐団扇(とうちわ)4名、コモラシ4名などのほかに楽を演奏するウチモラシ14名など総勢70名弱で構成されており、役割は古後地区全体に割り振られています。

 しかし、近年は他の地域の祭りと同様に地域に若い者がいなくなりつつあることから、祭りの維持、大浦楽の維持をどうするか問題になりつつあるようで、伝統芸能としての大浦楽の継承が続くよう今後望まれるところです。

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