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2月9日 八幡自治会館にて地域づくり部会主催:米粉の講演会が開催され、参加者は50名でした。

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講師にとんかつ東華の桑野英司さんをお迎えしました。
桑野さんはとんかつ屋さんですが、玖珠町の菓子店に声をかけ米粉を使ったお菓子の開発に力を注いでいます。
また自らも、玖珠産米の米粉パンと玖珠産のきな粉を使った「揚げパンきな粉」を開発、イベントで販売しています。
最近では、玖珠産ひのひかりから作った「玄米粉麺」を開発し、全国展開を目指しています。

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 玖珠町には「特別」なものがない。だからこそ、他にはない「特別なもの」を作る必要があるのではないか。
八幡のお米と八幡の牛乳を使った八幡のお菓子を作れば、それが「特別なもの」になる。
自分は農家ではないけれど、農家と製造者をつなぐことはできる。
農家は儲からない、と後継者が減っていく今だからこそ、儲かる農業の道筋を作る必要があると熱く語って下さいました。

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桑野さんの声掛けに応えて、玖珠町の菓子店「えいらく」では米粉ロールなどを販売しています。
菓子店の立場から見た米粉の特性として、もちもちとした食感、油の吸収が少ない、冷凍保存が出来る事など説明して下さいました。

B4チラシ案  米粉を洋菓子に使う利点

米粉の特性を活かした「揚げパンきな粉」を温かいうちに食べて欲しい、という桑野さんの提案で会場で作り、試食しました。
小麦粉のパンと比べて油を吸収が少ないので、油の量も少なく済みます。揚げ油の少なさに参加者も驚いた様子でした。
熱いうちに玖珠産きな粉をまぶし「揚げパンきな粉」の完成です。

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どこか懐かしい揚げパンですが、米粉パンを使うと油っこさがなくぺろりと平らげてしまいます。
また、表面のサクサク感と中のモチモチ感が美味しさを倍増させてくれます。

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更に「玄米粉麺」の試食も行いました。玄米粉麺は玖珠産ひのひかりを使っています。玄米のままでは食べにくいが、麺にする事で食べやすく栄養も吸収しやすくなったとの事です。
今回は温かいダシでうどんで提供しましたが、パスタやラーメンなどいろいろなお料理に使えるとの事でした。
ツルツル、もちもちとした食感で、美味しかったと大評判でした。

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オマケとして、玖珠産ひとめぼれで作った麺を揚げて試食しました。
ひとめぼれで作った麺は茹でると溶けてしまったそうです。麺としては失敗作でしたが、揚げてみるとスナック菓子のようで美味しくなったそうです。
実際に食べてみると、ちょっと塩味がきいていてついつい手が出る美味しさでした。
失敗を繰り返して新しい発見や商品が出来ていく、失敗する事が大切、と話されていました。

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会場からは、どこで買えるのか、製粉する加工代はいくらか、などの質問がありました。

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今回試食で使われた「米粉パン」や「玄米粉麺」はとんかつ東華で販売しているそうです。
興味のある方はとんかつ東華さんにお問い合わせください。


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