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2月27日 健康福祉部会・社会福祉協議会主催 「高齢者のためのためになる教室」が開催されました。

今回は「家族に介護が必要になったら」をテーマに、介護時の身体の動かし方について講義・実習を行いました。

講師は大分県介護福祉会 梶原キヌ子さん。老化によるからだの変化をご自身の体験を交えて、わかりやすくユーモラスに、流暢な日田弁でお話して下さいました。

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実習では、寝返りの打たせ方・起き上がり・立ち上がりを行いました。

梶原先生は、人間の身体は動き方が決まっている。動かす時もその方法がわかっていれば、動かす側も動かされる側も負担が無いと教えてくださいました。

たとえば、寝ている人を自分側にごろん、とさせるのは大変。思った様に動いてくれません。

介護をする時に無理をして動かそうとすると腰に負担がかかり、介護を続けることが困難になってきます。

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しかし、①膝を立てる ②頭を浮かす ③身体を抱え込むようにして手前にころがす という方法で行うと負担が少なく簡単に動かす事が出来ました。
基本的に、介護される人の持っている力を使って起き上がりや立ち上がりを行う事が大切です。

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座っている人を立たせる時には、後ろから抱えると負担が大きい。
①横に手をつく ②お尻を浮かせる ③四つん這いにする ④台や膝などを支えにたつ すると、楽に立ち上がる事ができます。

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椅子から立ち上がる時には、①頭を下げる ②手を引き背中を押し誘導する 
認知症の方は、立つ・座る という言葉の意味が理解できなくなるため、誘導してあげると上手に立ち上がる事が出来るそうです。

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ベッドでの起き上がりも実習しました。

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ベッドではスペースが限られているので、まず体を斜めに動かしスペースを作ります。
その後、円を描くように身体を起こすと起きやすいそうです。

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リクライニングを利用して起こす時には、ベッドの曲がる位置に身体の曲がる位置が来る事がポイントとの事でした。

また、起こした後にベッドから身体をちょっと離して空気を入れるようにすると、それだけで楽になるそうです。

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実際に介護の経験をした事のある方も、今回の講義・実習で「楽に起き上がれるね」「これなら腰も痛くならなくていいね」と感心した様子でした。

自分にも相手にも負担が少ない身体の動かし方を知っていると、家族間での介護が必要になった時に気持ちの負担も少なくなるのではないでしょうか。


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