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 山下の「グリーンストック八幡」代表の梶原美行さんが、このほど秋の褒章授章者に決定しました。梶原さんが授章するのは、黄綬褒章で長年畜産振興に貢献してきたことが認められたものです。今年はコロナの関係で、皇居で天皇陛下からの直接の授章式典は中止となり、12月9日に県庁で広瀬知事から伝達式がある予定になっています。

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 梶原さんと畜産の関係は長く、昭和42年に人工授精師として現在の玖珠九重農協の前身である「玖珠町農協」に入組したのが始まり。以後、農協で畜産関係の畑をずっと続けられ、最後は農協の畜産課長として平成10年に退職。

 その年の7月に「グリーンストック八幡」を設立。これは、昭和58年に発足した山下地区の肉用牛後継者グループである「山牛会(さんぎゅうかい)」で、その初代会長として仲間と地域の畜産への熱い思いを語り合っていたその結果として、生まれた組織であると梶原さんは話しています。「「山牛会」の発足当時は、牛を市場に出すのに、牛の手入れも何もせずに市にかけていた時代だった。牧場から引いてきた牛をそのまま出す人もいたくらいだった。今では当たり前になっているが、その会が発足してからは、みんなが市場前には牛を丁寧に洗ったりきれいに仕上げて、いくらでも高く売るようにしだした。」

 やがて、「グリーンストック八幡」は、牛を増頭する傍ら、八幡地区内などで作る牧草や稲わらを収穫・梱包作業を担うコントラクターとしても発展。

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 現在の「グリーンストック八幡」は繁殖牛120頭、肥育牛50頭、子牛75頭を飼育。構成員は3名、常時雇用が2名。そこで飼われた牛の肉は、「Aコープ玖珠店」でも販売されているようです。

 梶原さんは、農協退職後は玖珠郡内のみならず、県内でも数々の畜産関係の要職をこなしています。「大分県コントラクター協議会会長」、「大分県肉用牛改良組合連合会長」、「大分県家畜人工授精師会会長」、「玖珠郡和牛育種組合長」、「玖珠町和牛改良組合長」等、現在も畜産関係の要職につかれて、地域や県の畜産振興に貢献が続いています。

 また、牛の全国規模の品評会である「全国和牛能力共進会」にも「これまで「グリーンストック八幡」からもだしてきていて上位入賞してきた。長崎の大会では、農林水産大臣賞をいただいた。平成4年の大分大会では私個人名義で出したことも有る。」

 「この賞をもらったのも皆さんのおかげ。皆さんにお世話になって、若い時から一つづつ勉強させてもらった。光栄です。」と話す梶原さんは、温厚な人柄で、それが周囲の人たちを安心させ、畜産のリーダーとしてみんなから認められているのだと感じました。今後の益々の活躍が期待されます。