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 八幡コミュニティは役員会の事業として、国東市安岐町の「朝来(あさく)サポートセンター 鈴鳴荘」で取り組んでいる「100円居酒屋」について9月30日に視察研修をしました。

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 「朝来サポートセンター 鈴鳴荘」を運営しているのは、社会福祉法人「安岐の郷(あきのさと)」で、理事長の高橋とし子さんから説明を受けました。同法人は、国東市内に「朝来サポートセンター」のほかに老人ホームを3事業所で展開している福祉機関です。

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 同サポートセンターは、もともとは地域の小学校であったが、平成20年に小学校が閉校したことから、朝来地区の地域づくり活動組織である「NPO法人 ほたる」が、小学校跡にデイサービスセンター開設を望み、社会福祉法人「安岐の郷」に強く要望した結果、採算を度外視した「心豊かな村落共同体」として実現。

 同サポートセンターは、1階をデイサービス、ショートステイに、2階を有料老人ホームに改装し、使っています。

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 小学校体育館で翌年5月に始めた「100円居酒屋」は、これまで毎月第2土曜日に欠かすことなく開催してきていて、毎回集まる人数は100人前後と好評。特に6月には「ほたる祭り」と併せて行われ、地区内外から300人を超える集まりになっているようです。NHKの全国放送で過去4回紹介されたりするほどで、広瀬知事が「ほたる祭り」に来たときは370人もの人が集まり、会場は体育館に入りきれずに廊下や旧職員室跡の部屋も使って満杯状態だったようです。

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 「100円居酒屋」を始めるようになったのは、同センター開設にあたり、事前に地域の方々から聞き取り調査を行った結果からです。聞き取り調査で、「1週間誰も話す人がいない」、「隣まで歩いて行けない」といった声があったり、若い人から「居酒屋だったら行くぞ」との声もあり、やるなら「居酒屋」形式がよいということになり始める。地域内の菜園で採れる野菜を使った料理やそのほかのも食材はどれも1皿100円、ビールなどの飲み物も100円。

 送迎は、施設のバスを提供。

 特異な事例として、高橋理事長の話の中に、同法人は地域内の有休農地(耕作放棄地)を預かり、水稲、麦、大豆などを栽培もしているとのこと。高齢化で作れなくなった農地を「公益事業部」という組織で引き受けて耕作しており、現在は16haの農地の維持管理をこなしているようです。

 高橋理事長は、「その町、村を元気にするのはそこに住んでいる住民の力。そこに、行政や事業所が力を貸すことで大きな力になる。」と、生き生きした地域を作るのは先ず地域住民の熱意であると語っていました。

 朝来地区も若者が少しづつ定着するようになり、今では5組の若者の移住者ができ、「100円居酒屋」で毎回地域住民と交流しているようです。