坂の上の池の向こう側に、手袋岩、毘沙門岩が出現し荘厳な景観が現れました。県道沿いから直ぐそばに見えるこれらの奇岩は、八幡地区にこんなものがあったとはと驚く光景です。
坂の上の池景観復元事業として令和2年度から取り組みを進めていたが、このほど玖珠町の補助金を活用することで支障木の伐採ができ、八幡コミュニティのプロジェクトYとして実現に向けて序幕を開けることができました。
もともとこの地は、「国名勝 耶馬渓 坂の上の景」として文化庁の景観保護対象になっていましたが、野焼きの慣行がすたれたことで灌木が覆い茂り、岩がほとんど見えなくなり名勝地としての価値がほとんどなくなっていました。
他にもこの地は「耶馬日田英彦山国定公園の特別地区」、「風致保安林」にも指定されています。
今年度は、予算の都合でこの範囲になりますが、次年度以降は予算が付き次第「坂の上の池」周辺はすべて景観復元に向けて取り組みます。
「坂の上の池」周辺の「名」のついた奇岩として、まだ「天狗岩」、「乙女岩」とあります。それらすべての岩が出現すれば、八幡の新たな観光地として、玖珠町の観光地となることも十分考えられます。