2019年11月3日の秋の大祭以降コロナ自粛の為開催ができなかった「かまどヶ岩祭り」が3年半ぶりに開催されました。
かまどヶ岩の岩洞の中に灯りが灯され、餅つきの威勢のいい掛け声や楽しそうな笑い声が山間に響いてワクワクしてきます。
久しぶりに訪れた参道はきれいに整備されていました。
法螺貝の音が響いて修験僧(山伏)の方々が、大岩の下を潜り抜けさらに岩に挟まれた参道を登ってこられました。
聖護院から宮城泰岳師を導師に各地から11名の修験僧の方が来られ、神秘的なかまどヶ岩の大きな岩穴の中で護摩焚きが行われました。
皆様の願いや感謝が込められた護摩が 一本一本読経の中炎に投げ入れられていきます。
護摩焚き後、式典とイベントが行われました。
式典には地元の衆議院議員衛藤征四郎氏はじめ多くの方に来席されていました。
かまどヶ岩は地域の宝であり、大変な準備の必要な祭りをつなげていく事が、地域の繋がりと活力になるとお言葉を頂きました。
その後、宮城導師の法話を頂きました。軽快な語りの中にも、心に染み入るお話に聞き入ってしましました。
かまどヶ岩のお祭りの楽しみは、何て言っても無料でお接待される「山賊鍋」!
ふわふわのお団子にお野菜いっぱい具沢山の団子汁です。美味しいおいしい!何でこんなに美味しいのかなぁ。
杵つきのお餅もかまどヶ岩祭りの名物です。ここのお餅は何故だか翌日でも柔らかいんです。
お餅捏ねの責任者、中島さんに聞きましたら、お餅は3斗蒸し、あんこ餅は190個 白餅は何個捏ねたかわからないとの事です。
修験僧の皆様もお食事。怖そうだったけど、気安く撮影に応じて下さいました。
左の写真の左前が宮城泰岳導師です。ありがとうございます。
かわかっこいい子達がいるなぁと声をかけてみたら、安心院と玖珠のバレーボールチーム「大分ドリームスター」の13名の小学生でした。
伊藤監督の指導の下、この後B&Gで練習し、全国大会優勝を目指すそうです!がんばれー
イベントは九重町から認定音楽療法士の遠江亮子さんが来られてて、澄んだ声で懐かしい唱歌や童謡などを聞かせて頂きました。
かまどヶ岩のお祭りに欠かせないのは古後神楽ですよね。
今年は子ども神楽が無いとの事で残念でした。
今年の演目は、「掛手草(かけてぐさ)」「盆神楽」「乱御崎(みだれみさき)」です。
「乱御崎」はニギギノミコトの天孫降臨を道案内するために、猿田彦が地上で待ち構えていた所、猿田彦を怪しむ天鈿女命(アメノウズメ)と押し問答になる様子と和解するまでのお話しです。
赤いお面が猿田彦。私も絶対怪しむと思う!
演目の後その怪しい猿田彦が、観客をさらって暴れまわります。
それがこの演目の楽しみなんですよね~!
和解しました さて、誰をさらおうか? 悪だくみする二人
まずは導師様が餌食に 若い女の子もぐるぐる かわいい女の子も
最後は鬼も回されちゃいました。
かまどヶ岩公園整備委員会の皆様、古後地域の皆様お疲れさまでした。
ありがとうございます。